表現力のある歌とは?

プロの歌手を目指している方に
今回は「表現力を豊かにする」方法を紹介します。
上手いと言われるが、心に響かない
音程もリズムも問題ないが、何か物足りない
基本は全てできており、今以上に歌を向上させる方法が分からない
このような症状の方向けの記事です。

プロの表現力との差はズバリ変化”を加えられるかということです。
呼吸正しく出来る、音程も取れる、リズムもバッチリ…
プロは当然これら発声の基礎的な要素は全てクリアしています。
ミックスボイスやビブラートなどのテクニックと呼ばれているものも
大抵の歌手は駆使しています。
では同じ歌手でもどう他人と差をつけるか。
声質の違いが1番大きな要因となりますが
プロは自分の声質やルックス、キャラクターに合わせて声に変化を加えます。


変化の要素として
“声質” “リズム” “音の長さ” “母音と子音” “強弱”
などが挙げられます。

声質に変化を加えたい方
共鳴腔の理解、体現が出来る人はこのフレーズは
どこに響かせると良いのか考えましょう。
高音をファルセット、ヘッドボイス、ミックスボイスで出すのか
あえて息漏れを多く(ウィスパーボイス)するフレーズを作るのもありです。
(参考:共鳴腔を響かせる)
リズムに変化を加えたい方
原曲のリズムに合わせて歌唱できる方は裏拍を取って歌唱しましょう。
手拍子や足で裏のリズムを取りながら歌唱するなども効果的です。
(参考:裏拍を取る)
音の長さで変化を加えたい方
フレーズの終わりをロングトーンでアプローチするのかビブラートでアプローチするのかスタッカート(音を切る)を使うのか考えましょう。
1曲を通して同じフレーズがある場合は同じアプローチを使う(統一する)のが一般的です。
(参考:ロングトーン)(参考:ビブラート)
母音と子音で変化を加えたい方
母音を強調することでノリが生まれます。
あまりにも強調すると却って癖が強く聞こえる場合もあります。
子音のアタックを強くすることでカッコ良く聞かせたり
子音も母音もぼかしたりするなど様々なアプローチがあります。
まずは歌詞を朗読し、様々な角度からどう表現して行くのか考えましょう。
(参考:母音と子音)
声の強弱で変化を加えたい方
息の強さ(量)や声帯の閉鎖具合で音圧に変化を加えます。
フォルテ(強く)なのかピアノ(弱く)なのか
クレッシェンド(だんだん強く)なのかデクレッシェンド(だんだん弱く)
アクセント(その音だけ強く)を付けるのかなどメロディーと歌詞の意味合いを考えて決めると良いです。

〜おまけ〜
歌は料理と似ています。
同じ食材、調味料を用意されても出来上がる料理は料理人によって変化します。
それは焼き加減であったり、塩コショウなどのスパイスの量だったりそういった所で差が出るのです。
歌唱力に長けている方は自分の目標とするアーティスト像を形成
テクニックをどう使って変化を加えるのか意識しましょう。

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